区画整理60haなど10億円　後志総合局

　後志総合局農村振興課は、蘭越町内で整備中の経営体育成型目名一期地区について、2023年度以降残事業費に10億8300万円を見込んでいる。区画整理60.1haや用水路3259ｍを残す。23年度は区画整理19.1haと用水路525ｍを進めたい考えだ。

　町南部に広がる水田地帯。過去に一部で基盤整備を施しているが、区画規模が小さく大型機械の導入に支障を来している。地下排水の切深不足といった問題も解消する必要があるため、17年度に事業化した。

　全体で区画整理104.4ha、用水路4722ｍ、排水路1745ｍ、暗渠4.1ha、客土6.7haを計画。受益戸数は25戸、受益面積は141ha。25年度の事業完了を目指す。

　22年度は区画整理25.6ha、用水路1190ｍ、排水路912ｍを進めている。

　23年度以降の残事業量は区画整理と用水路のほか、排水路696ｍ、暗渠4.1ha、客土6.7ha。23年度に想定する区画整理の内訳は整地19.1ha、暗渠16.1ha、客土6.3haとなっている。