
白を基調とした明るい内装とした
内池の不動産(本社・札幌)は25日、室蘭市入江町に完成したシェアオフィス「THINK M」の内覧会を開いた。12月1日のオープンを前に約100人が訪れ、白を基調とした明るく開放的な内装などを見学。起業家が集まり、新たな価値を生み出す場としたい考えだ。
内池建設のグループ会社である同社は札幌を拠点にテナント仲介に取り組む。起業家の育成により、内池建設の創業地である室蘭に貢献することを目的とし、シェアオフィス事業に参入した。
施設はS造、2階、延べ685m²の規模。1階のシェアオフィスはリモートブースなどを置くフリースペースと個室13室、会議室などで構成する。登記も可能で、JR室蘭駅から徒歩5分の立地だ。2階には内池建設の本社が入る。
内池建設の設計施工。床は土間コンクリートで、木製の机やリモートブースなどは手作りにこだわった。フリー会員や個室会員を募集中で、室蘭工大の学生6人がフリー会員となった。
内池秀敏社長は「利用者の交流でクリエーティブな空間となることに期待している。起業の敷居を下げる施設としたい。室蘭の人口流出に歯止めをかけることができれば」と話している。