土地利用は未定
伊達市は、中心市街地で網代町104の民間遊休地5519m²を年内にも取得する。用途地域は商業地域で土地利用は未定。12月補正で予算案などが可決されれば契約し、年内に登記を終えたい考えだ。
取得予定地は栄線と小柳線の市道2路線、紋別川に囲まれた区域で、建ぺい率は80%、容積率は400%。岡部正純建設部長は「中心市街地活性化のため、利用価値の高い大規模空き地として先行取得する」と説明する。
市は昨年の伊達経済センタービル解体後、網代・錦町地区が津波避難ビルの空白地となったことから、民間事業者の再開発による公営住宅などとの複合施設建設を想定。4月に建設部都市住宅課に新設した市街地再編係が、基盤整備となる市道2路線の拡幅改良などを視野に基礎調査を進めている。
12月2日開会予定の定例議会に土地開発基金を活用した財産取得案と、仲介手数料など595万3000円を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出する。
取得予定地には複数の所有者がいて、うち栄線に面する5272m²は議決の対象。取得価格1億6661万1632円を見込み、土地開発基金の活用を検討している。
財産取得案の可決後、残る246m²も同時に取得する方針だ。