基本設計は23年5月指名
月形町は、義務教育学校新築の整備スケジュールをまとめた。基本設計は2023年5月にも指名通知し、入札する。業務期間は同6月から24年3月まで。新校舎本体は25年6月の着工、27年2月の完成、同4月の開校を予定している。
11月29日の町総合教育会議で月形小と月形中を統合し、27年度に開校する義務教育学校の基本構想案を承認。現在の月形中の改築となる。
基本構想案によると、月形中構内に新たな校舎・屋体を新築し、完成後、現校舎・屋体を解体。整備に当たって、必要に応じ現校舎の一部や教職員住宅の先行取り壊しを検討する。校舎・屋体の配置は、将来的な給食センター設置の可能性や文教エリアとしての役割を踏まえたものとする。
パブリックコメントを経て、年度内に基本構想を策定。23年度基本設計、24年度実施設計、25―26年度に新校舎・屋体の本体施工、27年4月開校、同6―12月に外構や解体を行う。校舎と屋体は一体型や渡り廊下での接続型が考えられるが、今後基本設計で固める。
実施設計は指名競争入札か随意契約、施工は指名競争か一般競争入札となる見通し。設計で校舎と屋体が渡り廊下で接続型になった場合は、施工を分けて発注するかを判断する。
1―6年生の前期課程で普通6学級と特別支援3学級、7―9年生の後期課程で普通3学級と特別支援学級3学級の計15学級。27年度の児童・生徒数は113人、教職員は38人を見込む。普通教室、特別教室、多目的教室、避難所としての防災施設などのほか、学童保育施設の設置を検討する。
これらの学級数を基本とした文部科学省基準の上限は、校舎・屋体の必要面積が小学校で延べ4503m²、中学校で延べ4234m²。必要な機能を確保しつつ、できるだけコンパクトな規模となるよう検討し、基本設計で固める。
1054の1にある月形中は1976年建設で、校舎がRC造、2階、延べ2625m²、屋体がS造、平屋一部2階、延べ750m²の規模。神園町1の月形小は80年建設で、校舎がRC造、3階、延べ3666m²、屋体がS造、平屋一部2階、延べ817m²の規模で、いずれも老朽化が進んでいる。