資材高騰受け工事請負費増額、8.5億円に
福島町は種苗生産等施設新築について、主体など3分割で2023年2月ごろの指名通知、3月ごろの入札を計画している。4月の着工を目指す。工事請負費8億5000万円を追加する一般会計補正予算が8日の町議会定例会12月会議で可決された。
町内に点在し、老朽化が進む複数の種苗センターを集約し、作業の効率化や人件費の削減などを図る。コンブ種苗センターとウニ中間育成センター、アワビ中間育成センターをまとめる計画だったが、アワビの育成事業を継続するか検討中のため、アワビを除く2センターを集約する。
RC一部S造、平屋、延べ1062m²の規模を想定。福島漁港内の日向469ほかに建てる。年間でコンブは約510t、ウニは約140㌧の漁獲量を目指す。実施設計はアルファ水工コンサルタンツが担った。
工事請負費は資材高騰などを受け、当初より3億円の増額となった。
主体、電気、機械に分けて発注する考え。議会での承認後、契約、着工し、24年3月までの完成、同4月の供用開始を予定している。
館崎、宮歌にある現施設の活用については検討中だ。