砂川市が義務教育学校24年度着工 校舎、屋体を新築

2022年12月15日 17時04分

概算建設費は90億―97億円

 義務教育学校建設の基本設計を進めている砂川市は、校舎と屋体を新築することを決めた。2024年度にも着工。現在の砂川中の敷地に配置する計画だ。概算建設費は90億―97億円としている。

 建設地は、吉野2条南5丁目37の1にある現砂川中の敷地4万5898m²。現在市内に5校ある小学校と中学校2校を統合して義務教育学校を建設する。

 基本構想では、必要面積の上限を延べ1万7547m²に設定。年内に砂川中既存校舎の改修・増築または新校舎建設のいずれかに決定するとしていた。

 建設形態の検討に向けては、砂川中の現況調査を含めた整備調査を実施。既存校舎の劣化進行や耐震性は問題ないとしたものの、余力設計の観点からは耐震改修の必要性があると判断した。建築物省エネ法による断熱改修が求められるなど、継続利用に当たっては大規模改修が必須であることが分かった。

 建設形態と配置は9つの候補から、①施工中②完成後③コスト―の3項目を評価した。新築で校舎と屋体を北側、グラウンドを南側に配置する案は、校舎建設と同時にグラウンドの一部を先行して整備が可能。教室からの眺望や、南側住宅地との関係性も良好であることから高い評価となった。

 比較検討では、建て替えプロセスとして24年7月―26年3月に新校舎建設と陸上トラック、駐車場整備を実施。26年3月―同8月に既存校舎を解体し、26年8月―同12月に野球場を整備する計画案を示した。

 アトリエブンクが進めている基本設計は23年7月、実施設計が24年6月まで。規模や構造は基本設計の中で決める。同7月の着工、26年2月の竣工、同4月の開校を目指す。


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