今冬に備え連携強化
度重なるドカ雪が札幌市を襲った。昨冬は12月と2月に24時間降雪量の最多を更新した。道路幅が狭くなり、交通渋滞が至る場所で発生し、JRやバスなどの公共交通機関に影響が出て市民生活は混乱。補正後の市の除雪費は初めて300億円を超えた。スムーズな雪堆積場確保やダンプトラックの手配といった課題が浮き彫りになり、さらなる体制強化への流れが高まった。市は8月、大雪対応の検証と今後の対策を公表。局面ごとの対応や連携体制強化の方針を掲げた。除排雪事業者、行政ともに万全の準備で今冬に挑む。