老朽化、個室不足などで
本別町は老朽化する特別養護老人ホームの建て替えについて、2025年度の着工を計画している。26年度の供用開始を目指し、24年度に基本・実施設計に取り組む。建設地は複数案で検討していて、規模などの詳細は23年度に庁内や関係機関で協議する。

築45年が経過した特養老人ホーム
向陽町23の1にある特別養護老人ホームは1977年に完成。規模はRC造、平屋、延べ1437m²で定員は50人。居室は4人部屋が12室、2人部屋が1室、ショートステイ部屋が1室5床あるが、現在主流となっている個室がない状況だ。隣には養護老人ホーム悠翠荘(RC造、平屋、延べ1228m²、73年建築)があり、渡り廊下でつながっている。
悠翠荘は老朽化のため20年3月に閉所。現在は高齢者福祉のための入浴施設や特別養護老人ホームで新型コロナウイルスの感染者が発生した際の隔離場所に使用している。
町は06年に福祉でまちづくり宣言をして官民協働による事業を進めてきた。当初は16年度に特養老の建て替え着工を計画していたが、介護職員の人材確保が課題となり、事業を延期した。