平面型7850m²に9億円 小樽市のJR小樽駅前広場再整備

2022年12月23日 08時00分

 小樽市は、JR小樽駅前広場再整備について、3案の中から、駅前第1ビル本体にバスバースを組み込まない「平面型」とする方針を決めた。広場面積は7850m²で、概算事業費に約9億円をみている。

 歩行者と車両の輻輳(ふくそう)や歩行者が車路を乱横断するなど、安全上の課題解決に向け整備を計画する。現在の広場総面積は7400m²ある。

 再開発ビル本体にバスバースを組み込む「建物一体型」2案と、組み込まない「平面型(青空式)」の1案を検討。建物一体型では「特定車両停留施設」整備を想定事業手法としていたが、年間で約1億円の不足が発生すると試算したことから、建物一体型の整備は困難と判断した。

 バス乗降場8台、バス待機場6台、タクシー乗降場2台、タクシープール16台、一般車乗降場5台、駐輪場70台を想定。バス専用ロータリーとタクシー・一般車専用ロータリー動線を分けて配置する。一般車の駐車場は駅前第1ビルに機能分担する。交差点の形状は五差路で、広場面積は450m²増の7850m²となる。

 広場の再整備は、駅前第1ビルの再開発事業が前提となる。除却後の敷地の一部が駐車場など広場になるからだ。このため、現時点で広場の着手時期は未定としている。


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