重文旧函館区公会堂 保存修理の記録映像に栄誉

2023年01月03日 09時00分

映文連アワード ソーシャルコミュニケーション部門優秀賞受賞

工事完了後のいまでは見ることのできない技術を記録した

 文化財を後世に引き継ぐ貴重な資料に-。重文旧函館区公会堂の保存修理を記録した映像作品がこのほど、映像文化製作者連盟が主催する映文連アワード2022の部門優秀賞を受賞した。市教育委員会文化財課では「工事が完了した現在は見ることができない貴重な記録。職人さんの優れた技術を映像で見てもらいたい」としている。

 1910年完成の旧函館区公会堂は本館がW造、2階、付属棟がW造、平屋で延べ1900㎡。函館を象徴する歴史的建造物の一つとして観光スポットになっているが、老朽化進行のため2018-20年度で耐震補強を含む保存修理をした。

 総事業費は10億6895万円。主体は高橋組・間建設・山七寺田建設・平谷折谷建設共同体、電気は梶原電気工業、機械は平和設備・昭和空調サービス共同体、防災設備は日東電気工事が担当した。設計は文化財建造物保存技術協会が担った。

 映像は「文化遺産を守り継ぐ 重要文化財旧函館区公会堂 保存修理工事」と題する54分の作品。函館市が北海道映像記録(本社・札幌)に依頼して製作した。建設当時の建材を生かしながら、耐震化や長寿命化に挑む技術者、職人の高い技術力を伝えている。

 コンクールには160の応募があり、32作品が入賞。教養を高めることを目的とする作品や社会性のあるテーマを伝える作品を対象としたソーシャルコミュニケーション部門での受賞となった。

 17分に短縮した映像を公会堂で流している。受賞を機に市は、全編を収録したDVDの施設内での販売に向け調整を進めている。(函館)


関連キーワード: 歴史的建造物 渡島

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

  • オノデラ
  • 日本仮設
  • 古垣建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

川湯温泉で旧宿泊2施設を解体へ 弟子屈町と環境省釧...
2023年01月17日 (13,812)
星野リゾート、川湯温泉に高級リゾートホテル
2023年01月17日 (10,105)
帯広に日本最大級「5737コンナサウナ」 4月オー...
2023年01月27日 (5,430)
川湯温泉の再生を軸に地域活性化 弟子屈町
2023年01月20日 (4,356)
東川町天人峡温泉の再生始まる 6月にも廃ホテル解体...
2023年01月29日 (4,128)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 本間純子new
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第29回「分類・整理・整頓」。物の所在地の決め方がポイント。作業効率や暮らしやすさに繋がります。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第27回「マネジメントの巧拙」従業員の意欲や士気を左右する、奥が深い業務です。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第247回「冷え性」。厚着は逆効果の場合も。全身の血液循環を整えることが改善につながります。

連載 迫る巨大地震

迫る巨大地震
発生が危惧される巨大地震。釧根地域の防災・減災対策を検証する。