道路景観向上で誘客促進
洞爺湖町は、香川地区を通る国道230号の無電柱化を要望している。区間延長は道道豊浦洞爺線と交差する約2500m。シーニックバイウェイ「秀逸な道」区間内にあり、洞爺湖や羊蹄山の眺望を楽しむドライバーが増加していることから、道路景観を向上させ誘客につなげる。早期事業化を目指す。
230号は道央圏と道南圏を結ぶ大動脈。洞爺湖町内は羊蹄山や洞爺湖を中心とした景観が魅力的なエリアで、シーニックバイウェイ北海道の支笏洞爺ニセコルートに指定されている。
要望区間は地区内に2カ所ある道道豊浦洞爺線との交差点周辺を基終点とする約2500m。幅員は北側の交差点が全幅9m、南側の交差点が同12m、中間部の約1240mが同9.5mある。
道路景観が特に優れた「秀逸な道」区間内にあり、町の景観計画でも沿道景観形成重点区域に位置付けられているため、無電柱化し道路沿いの電柱が景観を損ねている現況を改善する考えだ。
国土強靱化に向けて国が一体的に国道整備を進めていることを踏まえ、室蘭地方総合開発期成会の2023年度新規要望事項として挙げた。230号は災害時の1次緊急輸送道路に指定されていることから、防災機能の向上も目指す。