東京の投資法人などとサポート協定
アルファコート(本社・札幌)は4日、マリモ地方創生リート投資法人(同・東京)とマリモ・アセットマネジメント(同)の3者でサポート協定を締結し、不動産投資信託(J―REIT)に参画すると発表した。毎年20億―30億円前後の保有不動産を流動化させ、資金を活用して道内、東日本エリアを対象に不動産開発を強める考えだ。
アルファコートグループが保有する約40億円の不動産を信託受益権としてマリモ地方創生リート投資法人に売却した。物件は札幌、函館などにある商業施設や賃貸マンション計6物件を対象とする。
マリモ・アセットマネジメントが資産運用するマリモ地方創生リート投資法人は、西日本エリアを中心に不動産投資を展開。本道、東日本エリアにも資産規模を拡大するため、アルファコートとサポート協定を結んだ。
アルファコートは物件提供に加え、プロパティマネジメント業務やリーシングサポート、マスターリース業務も担う。同社担当者は「不動産経営体制の構築につなげ、開発事業を強めていければ」と話している。