3号配水池耐震化など 5月上旬から順次指名
浜中町は、社会資本整備総合交付金を活用する2023年度上下水道施設整備関連事業費として3億円超を試算している。3号配水池耐震化や霧多布地区配水本管更新設計などに取り組む方向。交付金額が決定してから発注する見通しで、5月の大型連休前後から順次指名するとみられる。
町は重要拠点配水池耐震化、配水管整備、下水道ストックマネジメント事業に基づき、町内の老朽化した上下水道施設や、管路、電気、機械設備を計画的に更新している。
最も事業費が大きいのは、浜中東4線地区にある3号配水池の耐震補強で、工事費に約2億7000万円を充当する方針だ。町内の上水道を支える重要な配水池の強度を向上させる。
また霧多布地区に布設している配水本管を24年度に更新する方向。口径250mm、延長342m程度を見込み、耐震性のあるダクタイル鋳鉄管に取り換える。実施設計費として1000万円程度を充てる。
下水道では、丸山散布地区にある真空式下水道のユニット通報装置を有線から無線に切り替える。14カ所の工事に取り組む予定で、工事費1000万円超を投入する考え。
このほか、下水道ストックマネジメント事業改築・修繕計画が22年度で終了するため、新たに2次計画(24―28年度)を策定する。委託費は2000万円ほどになる見積もりだ。さらに委託費約800万円を投じて、農業集落排水設備の機能診断・機能保全計画の策定に向けた業務も発注する計画だ。