3.9億円 反応タンク設備更新など
網走市は、社会資本整備総合交付金を活用する2023年度下水道整備の2次要望に8件、3億9000万円を積み上げた。反応タンク設備更新の着工に2億3200万円、2年目の呼人幹線管渠布設に6000万円を求めた。国の補正に伴う前倒しは呼人幹線管渠布設のみとなる。
2次要望の事業費は処理場関連が3億2800万円、管渠関連が6200万円という内訳だ。
処理場関連では、工事2件と委託4件を計画。工事は、網走浄化センターの反応タンク設備更新のほか、コンポストヤード造成で3200万円を求めた。コンポストヤードでは、麦わらロールの保管場所を確保するため23年度までに約4000m²を整地する。
委託は、網走浄化センターの設備更新実施設計が3100万円、実勢価格調査が200万円、処理施設全体のストックマネジメント計画策定が2800万円、事業計画変更が300万円と見積もった。設備更新実施設計の対象はブロワ1台と監視制御設備ほかで、早ければ24年度に工事に取り掛かる。計画策定・変更は、24―28年度の事業展開に向けて現行計画を見直す。
管渠関連は、呼人幹線管渠布設とテレビカメラ調査を盛った。管渠布設は200㍉のポリエチレン管を800mで新たに通す。カメラ調査はパイプ内の現況把握を促進するため200万円を要求した。
国の2次補正には工事2件で1億円を要望したが、呼人幹線管渠布設に充てる6800万円のみが採択となった。1件の指名競争入札として4月に通知し、5月の執行を予定している。