22年度末で36%完了へ
旭川市は、誰もが支障なく避難できる地域歩行空間等整備事業で、2022年度末までに全体の36%に当たる1430mの整備を終わらせる。23年度は新規の東光4条6丁目1号線を含む4路線560mの整備に1億7200万円を要望。24、25年度には15路線の整備を残すほか、新たな改良路線の選定も進める考えだ。
市は21年度に防災子ども・高齢者等安全まちづくり計画を策定。地域歩行空間等整備事業として、要配慮者が利用する学校や高齢者福祉施設からの避難経路となる市道に歩道や路側帯を設けている。
神居地区0.9km、豊岡・東光の東地区1.7km、神楽・緑が丘の神楽地区1km、西地区0.2km、中央地区0.1kmの合計3.9kmが対象。21―25年度の5カ年で事業費9億1800万円を投じる計画だ。
22年度末までに8路線に着手し、全延長の36%に当たる1430mの整備を終える。事業費ベースでは4割に当たる、3億7000万円程度を執行する見通しとなっている。
23年度は新規で東光4条6丁目1号線に着手し、210mに6450万円を投入する考え。継続では神居6条1・4丁目間1号線120mに3420万円、東光北線90mに3130万円、神楽岡4条5・6丁目間1号線140mに4200万円を要望している。
このほか、24年度以降の事業化に向け測量・設計費860万円も要望。計画上では、24―25年度は15路線の整備に着手する見通しで、26年度以降は第2次計画に移行して歩行空間整備を進める。