防氷柵ロープ交換など 予算上限2.5億円
オホーツク総合局水産課は、網走地区第2サロマ湖養殖場機能保全補正を一般競争で2月14日の公告、3月23日の入札を目指している。アイスブームのロープ1区間を交換する工事。国の2022年度補正予算で配分された現年補正で、予算上限は2億5000万円となっている。
北見市内のサロマ湖第2湖口で、流氷をせき止めるアイスブームを維持するため防氷柵ロープ5本を交換し、係留部6基を補修する。メインとなるロープ交換は毎年1本ずつ取り組む計画で、22年度に西村組・藤共工業・安田建設共同体が1本目を整備した。
今回はロープ1本の交換、ロープ4本の点検・補修、係留部の改修を実施する。係留部は杭の防食、上部の補修、ロープ潜り込み防止対策を施す計画だ。年度内に契約して23年度に予算を繰り越す。アイスブームの取り付けが例年12月となることから11月までを工期とする意向だ。
入札の参加対象は、水産土木A等級の単体と共同体。作業船の保有が必要で、地域要件は、単体が道内に主な営業所となる。共同体は、1者以上にオホーツク管内の主な営業所、その他に道内の主な営業所を求める。早期に入札と契約を終えるため、簡易型総合評価は適用しない。