札幌市は浸水対策として取り組んでいる雨水拡充管の整備で、2023年度に着工する中の島地区の初弾工を2月1日に総合評価実績Ⅰ型で一般競争公告する。対象は下水A1の単体。同14日の開札を予定する。
工事の平準化を図るため、4定市議会でゼロ市債を設定した。施工場所は豊平区中の島2条9丁目など。延長290m、管径1000―1100㍉とし推進工で取り組む。工期は360日で4月上旬に着工する。
22年11月末に公表した発注見通しでは、金額区分を2億5000万円以上5億円未満に位置付けている。
23年度はこのほか、中の島2条11丁目周辺で延長40m(管径900㍉)、50m(同450㍉)を布設する。2月下旬の公告、3月上旬に開札する見通しだ。
豊平川処理区の中の島1条9―12丁目で、25年度末までに約9億円を投じて1㌔にわたり、雨水拡充管を整備する。中の島地区では過去、大雨による床上浸水などが発生。商業施設や避難場所が多く立地し、都市機能の確保が必要なことから対策に取り掛かる。