倶知安町は、リゾートエリアと周辺地域を対象にした新たな開発・建築規制ルールを10月1日に施行する方針を固めた。27日公表のルール原案に明記する。2月27日までパブリックコメントを受け付ける。
25日の町議会経済建設常任委員会で、まちづくり新幹線課の担当者が報告した。
新ルールは、6日までに計13回開いた景観計画・緑の基本計画検討会議の景観地区検討部会で協議した。景観地区で準都市計画区域の拡大、該当エリアの高さ規制や最低敷地面積の見直し、緑化率の設定など開発行為の制限を規定。特定用途制限地域で、保全を重視するエリアの宿泊施設延べ床面積上限を設けた。
開発行為の制限は、2024年6月1日以降に着工する案件から適用する予定。宿泊施設の用途制限も施行日から3年程度猶予する見通しだ。
パブリックコメントを経て5月から法定手続きに入り、9月まで制定作業を進める。