南富良野町内でヘアピンカーブ解消へ 旭川建管
旭川建管は2023年度、南富良野町にある金山幾寅停線の線形改良6工区で、橋梁架設に着工する。橋長52mの単径間の鋼橋で、23年度に下部、24年度に上部を施工する。23年度の工事費には3億5000万円を要望している。
金山幾寅停線は、南富良野町の金山地区と幾寅地区を結ぶ道道。延長は18.4km。町民の生活道路でもあり、金山湖畔に向かう観光道路でもある。幅員が狭くヘアピンカーブが多い区間の解消を地元から求められていたため改良する。
現在は全幅が5.9―6.5m。路肩が両側で0.2―0.5m、車道が片側1車線ずつで5.5m。車道の幅員を変えずに路肩を両側1.25mに広げて全幅を8mにするほか、ヘアピンカーブ解消のために橋梁を新設する。
全体の改良対象は約2.5km区間で、6工区に分けて進める。15―20年度に約14億円を投じて3工区を完成させ、21年度からは6工区に着手。6工区の延長は340mで、橋梁1基を新設する。25年度に終える計画だ。
23年度は工事費3億5000万円を要望し、橋梁の逆T式橋台2基と桁製作、擁壁などを進める考えだ。