北竜町は、公共施設再配置計画案を公表した。真竜小と北竜中の統合校舎建設、庁舎の増築などを盛り込んだ。概算事業費の総額は56億6000万円を試算。28日までパブリックコメントを募っている。
築45年以上が経過した真竜小と北竜中の校舎は解体し、統合校舎とする。建設地は和10の1にある真竜小周辺を想定。役場庁舎から西側約200mに位置し、板谷150にある北竜中とは国道275号に沿って約1.2kmの距離がある。延べ床面積は、小学校部分が約1900m²、中学校部分が約2200m²と見積もっている。
公民館と図書館、郷土資料館は複合化し、統合校舎に併設させる。統合校舎と一緒に配置することで、子どもたちへの多様な学習機会の創出を図る。施設内は開放感があり、気軽に入りやすいワンフロアとする。延べ床面積は、3295m²を計画している。
統合校舎は、2023年度から24年度にかけて基本計画を策定。25年度の基本設計、26年度の実施設計、27―28年度の建設、29年度の供用開始を予定。複合施設は、25年度基本設計、26年度実施設計、30年度の建設と31年度の供用開始を目指す。
役場庁舎(和11の1)は、隣接するすこやかセンターに統合。すこやかセンターを増築・大規模改修する方針だ。延べ床面積は、約2500m²を試算した。30年度に基本設計、31年度に実施設計を行い、32年度に増築と改修を行う。