夏にも特定JVを募集
小清水町は、公設公営で新設を予定する認定こども園の基本設計をまとめた。延べ約1670m²の規模で、総工費は10億200万円を試算。主体に7億2144万円、電気設備に1億20万円、機械設備に1億8036万円を見込む。夏にも特定共同体を募集し、3分割で指名入札する予定だ。

フェーズフリー設計とする認定こども園のイメージパース
南町2丁目30の19にある町立小清水保育所は、町内唯一の認可保育所。園舎はW造、平屋、延べ905m²の規模で、1971年に完成した。113人の園児が通う(1月時点)。老朽化や狭あい化が課題となっていることから、保育サービスや幼児教育の充実に向けて認定こども園を新設する。
建設地は元町2丁目の桜ケ丘団地跡地で、下山産業が22年11月に落札し解体中。RC造の平屋を基本とし、一部W造にする。南側には年齢に合わせ保育室を六つ置くほか、遊戯室や子育て支援ホールを配置。窓のある壁や建具などで仕切って見通しの良い間取りとすることができ、先生が子どもの様子を確認できるほか、災害時にも状況把握をしやすいフェーズフリーの設計とした。
日本都市設計が基本設計に引き続き、実施設計進めていて6月までにまとめる。9月の着工、24年11月の供用開始を目指す。