護岸714mなど 釧路建管
釧路建管は、羅臼町内で進めている海岸町海岸高潮対策の2023年度以降残事業費に26億6600万円を試算している。護岸714.2mなどを残し、36年度の完了を目指す。
同海岸は海岸町455付近で、オッカバケ漁港の南側に位置する。これまで低気圧による家屋浸水などの被害が頻発。護岸を整備し、背後地の高波被害を防止するため、12年に事業着手した。総事業費は43億円を見込む。22年度末の進捗率は38%。
計画ではオッカバケ漁港の南側を対象に護岸1365mを整備する。消波ブロックがある箇所に天端高5.9mのコンクリート擁壁を新設し、背後地の人命と財産の保護を図る。
22年度は護岸50mを真壁建設・別海共同体が1億9750万円(税抜き)で落札。23年度の入札は6月を予定する。23年度以降に護岸のほか、測量設計、用地買収、物件補償を残している。