建設費32億円
北竜町は、小中学校と公民館などの多目的複合交流施設の建設に向けて5月にも基本計画策定に着手する。建設費は32億7000万円を試算している。

小中学校・公民館・図書館複合化のイメージ。
多世代が利用しやすい施設とする
建設地は和10の1にある真竜小周辺を想定。築45年以上が経過した真竜小と北竜中の校舎は解体し、統合校舎とする。公民館と図書館、郷土資料館は複合化して統合校舎に併設。多目的複合交流施設として学校を核とした地域づくりを図る。想定規模は、新小中学校が2階、延べ約4100m²、新公民館が平屋、延べ1450m²となっている。
2023年5月から24年度にかけて基本計画を策定。専門業者を選定して協力を仰ぐほか、住民検討委員会を設置する方針だ。その後、25年度の基本設計、26年度の実施設計を予定している。
工事は建物ごとの発注を予定。統合校舎は27―28年度の建設、29年度の供用開始。新公民館は、29年度の建設と30年度の供用開始を目指す。
8日、住民説明会を開催。町民11人が参加した。佐野豊町長は「多くの施設が老朽化しているのが現状。公共サービス維持・適正化を目指して町中心部の整備を進めたい」と忌憚(きたん)ない意見を求めた。
参加者からは「住民と子どもたちとのつながりが増える」という感想や、施設入り口の除排雪について不安の声が上がった。