東と北の清掃事務所統合、新事務所設計に着手 札幌市

2023年02月09日 18時59分

 札幌市は2023年度、東清掃事務所と北清掃事務所を統合した新事務所の設計に着手する。建設地は現・東清掃事務所(東区丘珠町873)から約150m北西の市有地。既設の車両整備工場などは解体する。解体の実施設計とともに4月の一般競争公告を見込む。23年度は西清掃事務所移転新築の実施設計にも入る。

 新事務所は管理棟(RC造、2階、延べ1600m²)、車庫(S造、平屋、延べ1900m²)、倉庫(S造、平屋、延べ100m²)で構成。車庫は複数棟に分ける可能性がある。

 23―24年度で基本・実施設計を進め、25年度の着工、26年度後半の運用開始を目指す。

 基本、実施設計を一括発注するかなど詳細は今後詰める。

 建設地は1万2000m²の広さ。使われていない市保有の車両整備工場(延べ1290m²)や管理棟(延べ400m²)、倉庫(延べ160m²)など8棟の建物が残る。

 現在の東清掃事務所(W造、2階、延べ776m²)と、北区屯田町990の北清掃事務所(W造、2階、延べ781m²)は業務移転後に実施設計を経て解体する。ともに1976年の建設で更新時期を迎えている。

 市は西清掃事務所(西区発寒15条14丁目2の1)の移転新築計画も進めている。22年度は建築をドーコン、設備を塚田設備管理で基本設計に取り組んでいて、23年度は実施設計に移る。

 24年度の着工と26年度の供用開始を見込む。管理棟はRC造、2階、延べ1000m²、車庫はS造、平屋、延べ1300m²、倉庫はS造、平屋、延べ300m²の規模。雪堆積場に使われている西区発寒12条14丁目1076の12ほかの1万1270m²に移転する。

 各清掃事務所はごみ収集やごみステーションパトロールの業務を担い、職員の詰め所や車庫として利用している。


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