会社探訪記 森造園 全国レベルのエクステリア創造

2023年02月13日 10時00分

カッコいい外構をつくりたい

 森造園(本社・札幌)は、札幌市の公園工事や街路樹管理のほか、デザイン性の高いエクステリアをつくり出す施工会社。創業は1964年4月で、現社長の森正光さんは祖父・清さんから続く3代目。2017年に父の正志さんから経営を引き継いだ。全国でも数少ない公共事業と個人宅の庭管理、エクステリア創造という事業の3本柱を持つ。

デザイナーズエクステリアの創造で顧客を魅了する

 正光さんは1977年8月の札幌生まれで、森造園には大学卒業後に入社した。公園や街路樹の管理について理解が深まってきた30歳のころ、1冊の雑誌を読んで衝撃を受ける。全国の有名ガーデンデザイナーで構成する庭Style会の施工事例集「GARDEN STYLE(ガーデン・スタイル)」だ。

 「そこに載っていたのは、一般住宅ながら門回りにライトを当てたりガラスやアルミフレームを使うなど、札幌では見たことのないおしゃれな外構だった」と振り返る。会に入りたい一心で、道内外の先進的なエクステリア会社などを回るなどして研究を重ねた。

 2013年に念願のEXALIVE(エクアライブ)加盟店となる。庭Style会を前身とする施工店集団で、札幌は森造園のみ。23年1月現在、北海道は同社のほかグリーン造園(本社・旭川)とスコップ(同・帯広)、緑化産業(同・北見)が加盟する。

 「とにかくエクステリアが好きで、僕のようにカッコいい外構をつくりたいお客さんは北海道でも必ずいると信じていた」と言う。好きが高じてつくり上げた自宅の外構は家族から好評で、子どもたちが鼻高々に友だちを招くほど。同社のデザイナーズエクステリアを象徴する展示場として、顧客に見てもらう機会も多い。

 北海道は積雪寒冷地ゆえに、本州仕様の門回りやカーポートが使えないなど提案デザインが制約される。舗装や部材基礎の凍上対策など本州の施工に比べて見えない部分でコストがかかるハンディもある。それでも全国レベルのデザイン力を備えたい―と奮闘。LIXILや三協アルミ、YKK AP、エスビックといったメーカーの施工コンテストで受賞の常連になるまでに成長した。

 「公共事業とエクステリア、個人宅の庭管理という3本柱が森造園の強み」と正光さん。父が確立した公共事業の受注による信頼と自身が築き上げたデザイナーズエクステリア、祖父の代から受け継ぐ造園会社としての植栽技術。この3要素を兼ね備えるエクステリア会社は全国でも数少ない。

「ワンストップ企業を目指したい」と森社長

 「土木会社でも舗装会社でも外構工事はできる。だが、木を植えることは勉強しようと思っても身に付きにくい。われわれは入社当時から木の特性を現場で教え込まれ、自然と身に付いている」と話す。最近のエクステリア市場は緑と産業マテリアルの融合がトレンドの一つで、造園会社としての植栽技術は同社の強みの一つだ。

 「当面は、森造園のファンを増やすことが目標。将来的には、リフォームを含めて住まいをトータルで支えるワンストップ企業を目指したい」と話している。


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