23年度にも設計着手
江差町は、かもめ島周辺に「北の江の島」拠点施設を新築する。24時間利用可能なトイレなどを設け、道の駅への指定も目指している。早ければ2023年度に基本設計に着手する方針だ。
町民の憩いの場や観光拠点として建てる。開陽丸青少年センターなどが立つ姥神町1の10を建設予定地とする。

開陽丸青少年センター。奥に見えるのが開陽丸
1990年完成の同センターは海の駅として登録され、物販・飲食施設や観光情報総合案内所を設置。建物西側には開陽丸のレプリカがあり、その電気設備も配置している。
新施設には子供が遊べる600m²程度の遊戯施設をはじめ、体験キッチンやふれあいゾーン、多目的スペースなどを設ける。子供連れで来たくなる施設とする考えだ。
現在の物販・飲食コーナーや観光案内所機能は継続し、駐車場は90台分を設ける。
町は、新施設の中核となる店舗の確保へ検討を重ねている。出店事業者と施設規模などを協議しながら建設に向け準備を進める方針で、基本設計などは店舗が決まってから発注する。
23年度の基本設計を経て、24年度の実施設計と着工を見込む。26年度の供用開始を目指す。開陽丸青少年センターは解体する。
町内には「日本一番小さい道の駅」とする道の駅江差もあるが、維持する考えだ。