公募型プロポーザルで 複合施設化も視野に協議
和寒町は、2023年度に特別養護老人ホーム芳生苑建て替えの本格的な検討に取り組む。町の福祉施策の方針を定める基本構想策定を、3月中旬にも公募型プロポーザルで公告する。同施設の複合化も視野に協議し、基本計画をまとめる。24年度は基本設計に着手したい考えだ。
人口減少が進む町の規模に見合った福祉施策の指針を決めるため、「ふくしのまちづくり基本構想」を策定する。定めた基本コンセプトや基本方針を基に芳生苑を中心とした施設整備の基本計画を作成する。
基本構想では対象者として高齢者のほか、子どもや障害者も含めることから、芳生苑をあらゆる対象者が利用できる複合施設として建て替えることも検討。町と事業者と協議を重ねて施設の規模や配置場所などを決める。
三笠6にある同施設は1976年に建設。規模はRC造、平屋、延べ2931m²で、建設から40年以上がたち、老朽化が深刻なため、町は建て替えを検討していた。
企画提案書を4月上旬まで受け付け、4月中旬以降に事業者を選定し、契約する段取り。限度額は2200万円に設定する。
業務期間は24年3月31日までで、中間報告として基本計画を12月末までに提出する。