静内ICでは静内IC橋の詳細設計発注
室蘭開建は2023年度、日高自動車道で新ひだか町内に計画する静内ICと東静内ICの具体的な形状を検討する。両ICともダイヤモンド型で予備設計に入るほか、静内ICでは道道平取静内線上に架設する静内IC橋の詳細設計を第1四半期に発注する。設計ストックを増やして早期着工を目指す考えだ。
苫小牧市を起点に浦河町に至る日高道は、計画延長120kmの高規格幹線道路。厚賀静内道路の日高厚賀IC―新冠IC間9.1kmで25年度開通を目指し工事を進めている。22年度にはその先、静内三石道路で静内IC―東静内IC間8kmを事業化した。
静内ICと東静内ICは21年度に発注した日高道新ひだか町ほか道路整備計画検討の中で概要を固めた。業務はドーコンが担当。現段階で静内ICは平取静内線に接続するダイヤモンド型、東静内ICは道道西川東静内停線に接続する集約ダイヤモンド型となっている。
9日入札の静内道路予備設計では両ICの予備設計と、静内ICと平取静内線、東静内ICと西川東静内停線の交差点予備設計に取り組む。静内―三石間の津波浸水シミュレーションも予定する。
静内IC橋は1スパンで計画。予備設計は土木技術コンサルタントが進めている。23年度は詳細設計までを進め、工事量などを固める予定だ。
同開建道路計画課の担当者は「新冠ICまでの詳細設計がほぼ終わったので順次、静内ICから先の区間の作業に移っている。予算が付き次第着工できるよう、設計ストックを増やしたい」と話している。