総事業費3.5億円試算
愛別町は、2024年度に火葬場を建て替える。23年度は実施設計、24年度に着工、25年度に既存施設の解体と外構整備に取り組む計画だ。総事業費は3億5000万円を試算する。23年度予算案に実施設計費を計上し、4月にも公募型プロポーザルで公告する見通しだ。
火葬場は北町301に位置し、1982年に供用開始した。CB造、平屋、延べ164m²の規模で、火葬炉1基を有する。1年間の使用回数は約50件に上る。
建設から40年間以上が経過し、老朽化が著しい上に、ひつぎの大型化に対応していない火葬炉を改善する。また男女共用の手狭なトイレを解消するため建て替えに踏み切った。
建て替え後の規模はRC造、平屋、延べ300―350m²を想定。火葬炉は1基で、購入する形状によっては一部2階になる可能性もある。現地建て替えで、新施設はバリアフリー化し男女1室ずつと多目的トイレの計3室を設置。待合室、告別室、炉前室を各1室整備する。現駐車場は未舗装のため、外構舗装にも取り組む。
実施設計は4月にも公募型プロポーザルで公告し、7月ごろの契約を見込む。24年度の建築工事は、共同体による指名競争入札としたい考えだ。