1.6kmで改良舗装 別海町内の春別5号橋架け換えも
根室振興局農村振興課は、農道・集落道整備高度化平和地区について2024年度の着工を目指している。農道1604mを対象に車道の改良舗装などを計画。23年度は、用地測量と魚類調査、区間内の春別5号橋の架け換えに向けた橋梁設計の3件に取り組む。
同地区は別海町中心部から北西部に位置。豊かな飼料基盤を生かした大規模酪農経営を展開している。計画路線に設定した農道1604mは砂利道で、降雨・融雪時にぬかるみ、砂じん被害が発生し大型車両の通行に支障を来している。
課題解決に向けて、全幅6mの砂利道のうち、車道4mを改良舗装するほか、区間内の春別5号橋を架け換えて通行しやすくする。受益面積は285・5ha、受益戸数は2戸、事業期間は22―29年度の8カ年で、総事業費7億7200万円を積み上げる。22年度に新規採択した。
舗装構成は、表層の密粒度アスファルトコンクリートが3cm、上層路盤のアスファルト安定処理が5cm、下層路盤の切り込み砂利が20cm、凍上抑制層は山砂62cmとなっている。
春別5号橋は橋長26m、幅員は7.5m。上部は単純活荷重合成桁、下部は逆T式橋台となっている。これを橋長26m、幅員7.2m、上部はプレテン単純ホロー桁、下部は逆T式橋台で架け換える計画だ。