24年度着工目指す
伊達市は、伊達小校区内の放課後児童クラブが利用する専用施設を校舎改築中の伊達小敷地内に新設する計画だ。校区内の放課後児童クラブを集約し、児童が安全に通所できる環境を整える。施設は平屋、定員120人を想定し、4月にも実施設計を指名する。2024年度に着工し、25年度の供用開始を目指す。
23年度一般会計予算案に実施設計費535万7000円を計上した。
伊達小校区内にはうめのこ、さくら、あやめの3つの放課後児童クラブがある。うめのこは梅本町50の196に市が所有する梅本会館(W造、平屋、延べ198m²)を活用。さくら、あやめは梅本町37の6にある民間ビル(旧室蘭錬成会)に入居する。定員はいずれも40人。
民間ビルへは児童が学校から国道37号を横断して通所している。ビルの賃貸借契約が24年度で満了するため新たな場所を検討した結果、校舎改築を進めている元町78の1の伊達小敷地内に専用施設を新設することにした。敷地の北側に計画し、新校舎や屋体とは独立した建物となる。
市教育委員会教育部生涯学習課の上山昭二課長は「完成により児童が安全に通所できる環境となるほか、スタッフの人材確保面でもメリットがある」と話している。