老朽設備長寿命化や小中連携に向けた内部改修
豊頃町は2023年度、豊頃小を改修する。主体、電気、機械に3分割し、一般競争入札する予定。23年度予算案に工事費8億2950万円を計上した。内部改修や老朽設備の更新に取り組み、24年4月の供用開始を目指す。
中央若葉町22にある豊頃小の現校舎(RC造、2階、延べ2106m²)は1991年に完成。敷地北側に豊頃中を改築し、渡り廊下で1、2階をつないだ。小学校校舎は築30年が経過し、老朽化した設備の長寿命化と小中教育の連携に向けた内部の改修に取り組む。
改修で特別支援学級を日当たりの良い南側にまとめる。理科室などの特別教室を使い、普通教室のエリアと隣接する形で1、2階で7室配置。児童は一部で中学校の特別教室を共用する。2階には多目的トイレを新設。このほか、渡り廊下接続部の改修や小中学生が出入りする正面玄関を拡張する。設計は日本都市設計が担当した。
改修中、児童は豊頃中の新校舎を使用。24年度から工事を終えた小学校舎に戻る。その後、旧中学校舎(RC造、2階塔屋1階、延べ3853m²)と屋体(S造、平屋一部2階、延べ940m²)の解体を計画している。