23年度事業費に5500万円要望
稚内建管は、通常砂防上流川(枝幸町)の2023年度事業として詳細設計や地質調査、環境調査に合わせて事業費5500万円を要望している。同河川で未整備となっている砂防施設を造り、土砂災害や土石流を防ぐ。設計、調査は5月にも指名競争で発注する。23年度以降の残事業費は約4億8000万円を試算している。
北見幌別川に合流する上流川の下流には耕地が広がるとともに、道道歌登咲来停線が延び、歌登本幌別の集落などがある。
同河川の流域内では砂防施設が未整備となっており、大雨時に土砂が流下する可能性があることから、同建管は堰堤を整備することで、住民の生命や財産、交通の安全を確保することを目的に22年度事業化した。
整備概要は幅約140m規模の堰堤を1基整備する。事業期間は26年度までを想定し、総事業費は約6億円を見込む。22年度は6000万円を投じ、地形調査や地質調査、基本設計、環境調査を進めた。着工は24年度以降を予定している。