2階にテレワーク用オフィス設置
遠別町は休業中の旧とんがりかんを改修する。外壁や屋根の張り替えを施し、1階に遊戯広場、2階にテレワークやワーケーション向けオフィスを配置する。2023年度予算に工事費4億円を計上。契約に当たっては議会承認案件となるため、5月の臨時会か6月定例会に諮るかを決めた後に指名通知をする。

改修後の内部イメージ
道の駅「えんべつ富士見」敷地内の富士見46の1にある旧とんがりかん(S造、2階、延べ488m²)は、1992年の完成。レストランや土産販売店などが入っていたが、階段を使用しないと入店できないといった不便さなどもあり、20年3月31日付で休業した。
町は施設の前に日本海が広がり、裏側にはキャンプ場があるといった自然環境、宿泊可能な旭温泉などがテレワークやワーケーションを進める上での強みと考えている。一方、町内に未就学児が遊べる屋内施設はあるが、改修により小学生までが遊べるようにするなど充実を図る。
1階に高さ約2mのボルダリング壁、アスレチックやネット遊具、滑り台などの配置を予定。2階は最大20人程度が使用可能なオフィスとする。カウンターに座席を設けるほか、会議スペースや小上がりの作業場を置く。用途に応じてパーティションで区切ることも可能とする。
内部は解体や設備の配置換えなどをする。外壁の張り替え267m²、塗装440m²、屋根ふき替え630m²を予定。窓枠はカバー工法を用いる。実施設計は司設計事務所に依頼。3月末までに終える。
工期は23年度末までとし、24年度明け早々に供用開始したい考えだ。