23年度に建設地決定へ
滝川市は、新文化施設建設に関わる市民アンケート結果を公表した。現地建て替えを希望する回答が40.1%と最多だった。結果を参考にし、2023年度に建設地を決める。
新町3丁目6の44にある市文化センターは、1973年に供用を開始。大ホールのあるオーデ棟(RC一部SRC造、3階、延べ2112m²)と、小ホールや会議室のある会館棟(RC造、3階、延べ1872m²)で構成。老朽化により、22年4月に閉鎖した。
市内公共施設の多くが老朽化していることから、文化機能やコミュニティー機能のある複合施設を新たに建設する。候補地は、①美術自然史館・こども科学館分館(新町2丁目5の30)の解体・建設②文化センターの現地建て替え③JR滝川駅周辺の民有地―の3つとなっている。
アンケートは、無作為に抽出した市民1254人が対象。1月に実施し、456件の回答が集まった。
建設場所は、現地建て替えが40.1%と最多。広い駐車場を確保できる点が重要視された。次いで、交通利便性が良い駅前周辺が30.5%となった。
大ホールの座席数は500―700席とする回答が最も多い40.1%だった。機能面ではカフェや飲食店、小ホール、自由に集まれるスペースなどを望む声が上がった。
結果を踏まえて事務局は、駐車場の確保が必須であるという見解を示した。駅前であっても、多くのバス路線が廃止や減便されている状況から駐車場が必要と判断。ホールは500席程度が妥当としている。(岩見沢)