北見市が東小と南小の現況調査 長寿命化改修へ

2023年03月20日 16時43分

築40年以上経過で劣化進む

 北見市は2023年度、学校施設長寿命化改修に向け、東小と南小の現況調査に着手する。ともに築40年以上が経過し、内部仕上げや電気、機械設備の劣化が広範囲に進んでいる状況だ。23年度予算案に調査費6600万円を計上している。中学校では光西中の基本・実施設計を継続する。

築40年以上が経過し内部の劣化が進む東小

 市の学校施設長寿命化計画は30年度までを期間とし、小学校23校、中学校13校、義務教育学校1校、給食センター3施設を対象とする。建物の築年数や老朽度合いなどを踏まえ、東小と南小の2校ともに、最も優先順位が高い、おおむね10年以内に改修するとしている。

 大町にある東小は1976年建設の校舎A棟(RC造、3階、延べ2679m²)、77年建設のB棟(RC造、3階、延べ3012m²)、57年建設のC棟(W造、平屋、延べ172m²)、77年建設の体育館(RC造、平屋、延べ783m²)で構成する。

 南仲町の南小は78年に建てた校舎(RC造、3階、延べ4378m²)と体育館(S造、平屋、延べ784m²)を備える。

 長寿命化計画では、学校ごとに屋根・屋上、外壁、内部仕上げ、電気設備、機械設備の劣化状況をおおむね良好のA、部分的劣化のB、広範囲に劣化のC、早急に対応が必要のDの4段階で評価した。

 東小の校舎A棟、B棟、南小の校舎はいずれも内部仕上げ、電気、機械設備でC評価。東小の校舎C棟は全ての項目でD評価のため、改築か解体する方針だ。健全度は100点満点で、東小校舎A棟、B棟、南小校舎が各62点、東小校舎C棟が10点。体育館は東小が80点、南小が67点となっている。


関連キーワード: オホーツク 学校

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

北海道建設新聞社新卒・キャリア記者採用募集バナー
  • web企画
  • 日本仮設
  • 東宏

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

丸彦渡辺建設が31日付で清水建設の子会社に
2023年05月12日 (16,805)
上位50社、過去16年で最高額 22年度道内ゼネコ...
2023年05月11日 (8,481)
ラピダスの工場新築で関連企業から多数の問い合わせ
2023年05月25日 (6,812)
熊谷組JV、道新幹線トンネル工事で虚偽報告
2023年05月08日 (5,977)
砂川に複合型施設オープン シロの福永敬弘社長に聞く
2023年05月22日 (4,875)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 行政書士 new
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第31回「特に需要が増える繁忙期」。情勢を把握して適切な宣伝を行うと、新規顧客獲得につながるかもしれません。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第255回「内臓脂肪蓄積」。ポッコリお腹は悪性肥満、生活習慣の改善が必要です。

連載 ごみの錬金術師

ごみの錬金術師
廃ガラス製品を新たな姿に。道総研エネ環地研の稲野さんの研究を紹介。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第32回「確実に伝えたい色」。青と黄色は色覚に左右されにくい「伝える色」です。