千歳市は、Rapidus(ラピダス、本社・東京)の半導体工場新築に伴う土地造成の測量や実施設計などに1億3935万3000円を充てる。2023年度一般会計補正予算案として27日の第1回市議会定例会最終日に追加提案する。建設地の千歳美々ワールドのうち、未整備となっているA、B、C、Gブロックが対象。第2期整備と位置付ける。
千歳美々ワールドA―C、Gブロックは企業から引き合いがあった場合に開発を検討・着手するオーダーメイド方式を基本とする。同社が2月28日に千歳市への立地を決めたため、測量などに取り組む。工場は25年前半の試験生産、20年代後半の量産開始を見込む。
6393万2000円を充てる開発行為変更許可資料作成は分譲地や道路、雨水調整池など計画変更に伴うもの。土壌環境調査は2779万7000円。地歴調査などをし、汚染有無を確認する。
用地現況測量が2125万2000円。基準となる道路中心標設置や造成の高さ設定に必要な地区全体の図面作製、分筆登記に向けた用地確定測量を進める。
美々西通舗装実施設計に1590万円を充て、工場建設地前面を通る道路で設計や測量、調査に取り組む。このほか、暗渠整備実施設計に601万7000円、分筆測量に445万5000円を計上した。