学校施設長寿命化40億円
北見市は第2期総合計画の第5次実施計画(2023―25年度)をまとめた。全266事業で、3カ年の事業費総額は473億3798万5000円を見込む。建設関連では、学校施設長寿命化に40億7230万円を計上。25年度に光西中や相内小などの改修に取り組む予定だ。このほか、23年度から基本・実施設計に着手する端野自治区の端野図書館改築や北見自治区の小泉東9・10号間などの道路整備、常呂自治区の公住北進町団地建て替えを盛り込んだ。
事業費の年度別内訳は、23年度が134億7769万3000円、24年度が159億1481万円、25年度が179億4548万2000円となっている。
学校施設長寿命化は建物の築年数や老朽度合いなどを踏まえ順次進める計画。23年度は東小、南小の現況調査や光西中、相内小の基本・実施設計、24年度は美山小の現況調査や光西中の仮校舎設置、25年度は相内小、光西中の改修などを予定する。
端野図書館改築は老朽化が進む図書館と、併設する端野町歴史民俗資料館の機能を集約する。新施設はW造、平屋、延べ800m²の規模を想定。3カ年で7億9528万6000円を見込み、23、24年度に基本・実施設計、25年度に着工というスケジュールを描く。
公住建て替えは、北進町団地に6億4240万円、3号棟新築などを進める北見自治区の高栄F団地に10億9480万円、25年度以降の着工を目指す若葉団地に8億3340万円、留辺蘂自治区の公園団地に12億6470万円、既存団地を解体する端野自治区の親交団地に2550万円をそれぞれ投じる。
このほか、24年度着工を計画する防災備蓄倉庫整備に6億2170万円を投入する。中央大通沿道地区第一種市街地再開発は、土地整備、建設工事に対する補助として35億3834万5000円を計上している。
土木は、道路改良や舗装などを進めるホリカン通整備に23、24年度の2カ年で3億2550万円、青葉通道路整備に3カ年で1億4100万円を充てる。橋梁長寿命化修繕の事業費は23年度が6億円、24、25年度が各5億円となっている。
上下水道関連では、水道の配水管、送配水施設整備に39億3684万9000円、公共下水道汚水管の改築・更新などに17億7350万円、市浄化センターなど公共下水道処理場整備に13億8230万円をみている。