ジャンプ台跡地はスキーなどの滑走エリアとして競技利用する見通し
倶知安町は施設更新といった旭ケ丘総合公園の方向性を検討している。町営プール移転後の跡地周辺で、スケボーパークをはじめスポーツ施設の整備を計画。スキー場のジャンプ台を撤去した跡地をスキーなどの滑走エリアとして競技利用する見通しだ。
まちづくり新幹線課が今後の在り方について素案をまとめた。
旭42の3でJR倶知安駅西側の約45haに広がる同公園には管理棟や体育館、野球場、パークゴルフ場、スキー場などがある。
町はジャンプ台を2024年度に撤去するほか、プールを敷地外に移転改築させた後、26年度に解体する予定だ。公園全体で再編の方向性を探るため、22年7月から在り方検討会を開始。まちづくり新幹線課や社会教育課の担当者らが22年度に計4回会合を開き、素案を作成した。
園内中央部のプール跡地周辺には、スポーツ施設整備や点在するトイレの集約を予定。多目的広場は継続し、キャンプやバーベキュー利用できるスペースの確保も検討する。
西側に位置するスキー場では、ジャンプ台撤去後のコース利用を見込む。休憩施設「雪ん子館」は、隣接するキャンプ場を含む拠点として利便性向上を図る。
経年劣化している体育館、野球場、パークゴルフ場は計画的に改修。くとさんパークは、新幹線倶知安駅西口広場の整備に伴う交通量増加を見据え、園路を町道に昇格させる方針だ。
町民へのヒアリングやワークショップを経て、基本方針の年度内策定を目指す。