草地整備なども実施 23年度で事業完了
宗谷総合局農村が担当する公共牧場枝幸地区(枝幸町)は、2023年度で事業を完了する。草地整備147.9ha、草地造成21.7haとともに、牛の餌となる乾草ロールの貯蔵施設新築に着手する。事業費は4億4600万円を見込んでいる。
貯蔵施設の規模はS造、平屋、延べ460m²を計画する。
同地区は、北見幌別川や徳志別川沿いなどの平たん地と山腹の段丘地から成る酪農地帯。受益面積は530ha、受益戸数は34戸となっている。
ほ場の褶曲(しゅうきょく)や不陸による作業効率低下、排水不良ほ場での植生悪化が生じていることから、19年度に事業化した。
全体で草地整備489ha、草地造成41haに取り掛かる計画。地区内には貯蔵施設や検査を終えた保育牛の牛舎、成長した牛の牛舎、病気になった牛を隔離する牛舎を整備。その他家畜排せつ物処理施設1基を構える。
総事業費は16億7840万円。草地整備(公共牧場)枝幸地区1工区と61工区として5月24日に入札予定だ。