道内初となる最新ハイグレードタイプの人工芝を導入
紋別市は、運動公園内のサッカーグラウンドとしている自由広場の芝を人工芝に張り替える。近く指名通知し、5月下旬の入札を予定する。道内で初となる最新ハイグレードタイプの人工芝を導入する考えだ。整地や芝の張り替えに事業費4億9500万円を見込んでいる。
南が丘7丁目にある運動公園は、野球場や陸上競技場、テニスコートなどの運動施設で構成。自由広場には、大人用サッカーピッチ1面(子ども用2面)があり、天然芝が整備されている。
公園に隣接する紋別高サッカー部などが主に利用しているが、芝の凸凹が激しく、水はけも悪い。週に3日程度しか利用できず、市内の少年団が近隣市外に遠征して練習をすることが多い。このため、ピッチとその周囲を含め9300m²を人工芝に張り替える。
整備する人工芝は、市によると道内で初めての導入となる見込み。天然芝に近い触感で、メンテナンスコストも従来の人工芝に比べて抑えられるといったメリットがある。
このほか、グラウンド全体を囲う防球フェンスを更新。現状の1m程度から最高で8mのものに換える。また別工事として、サッカー用具を収納する物置設置も発注する。事業費は300万円ほどを見込む。
芝張り替えの実施設計は環境緑地研究所が担当した。工期は6カ月程度をみていて、事業費にはスポーツ振興くじtotoの助成事業も活用する方針だ。