落石中と統合し、2024年4月から供用開始へ
根室市は、落石小増改築を早ければ6月ごろに一般競争公告し、7月にも入札する見通しだ。落石小・中を統合するため、同小校舎北側にRC造、平屋、延べ約600m²規模を増築するほか、既存施設を改修。外構も一括で発注する。2023年度予算に事業費4億8161万7000円を計上。24年4月の移転を目指す。
増築部に中学校の職員室や普通・特別教室などを設置。同小屋体にあるバスケットゴールや、手洗い台などの設備を中学生の体格にも合うように更新する。
外構は敷地内にある駐車場の舗装や植え込みを整備する。実施設計は22年度に日本工房で完了した。
落石小は1892年に開校し、現校舎は1982年に完成した。RC造、2階、延べ1849m²で、屋体はS造一部RC造、平屋、延べ691m²の規模。普通教室5部屋や音楽室、理科室などがある。
落石中は47年に開校し、増改築を経て89年に現在の姿となった。規模は校舎がRC一部B造、平屋、延べ1545m²、屋体はS一部RC造、平屋、延べ561m²となっている。
24年4月に統合して校舎の供用を開始するため、大半の工事は24年3月にも完了させる。移転後は、小学校の職員室など一部施設の改修に取り掛かるため、全体の工期末は、24年5月末ごろまでを見込む。
供用開始後に空き校舎となる落石中は、24年度に解体する方向で調整している。