レストハウスや管理棟建て替え
美唄市は、美唄国設スキー場の全面リニューアルを計画している。老朽化するリフトの架け換え、レストハウスや管理棟の建て替え、駐車場整備などを検討するほか、通年営業として夏季はキャンプ場などとして活用する。2026年度から複数年かけて整備する考えだ。
東美唄町番町にある同スキー場は1975年の整備で、敷地面積は13万4700m²ある。スキー場開設と同時にオープンしたレストハウス(S一部RC造、2階、延べ847m²)、90年新築の管理棟(S造、平屋、延べ280m²)、93年設置のペアリフト1基(717m)がある。
一般客のほか、市内小中学校のスキー授業や自衛隊のスキー訓練、各種大会などで、21年度は17万1071人の利用があった。
施設はいずれも老朽化が進行し、修繕を繰り返しながら営業を継続。道道美唄富良野線が全線開通予定で、通行車両の増加が見込まれることから、夏のアクティビティでも利用できる通年型施設としてのリニューアルを目指す。
23年度は敷地内の測量を実施。調査結果を受け、10月ごろから基本構想策定に取り組む。24年度に基本計画・基本設計、25年度に実施設計のスケジュールを予定している。
駐車場は現在の250台から300―350台に拡大を想定。夏季はキャンプ場以外のアクティビティも検討する。
スキー場から道道美唄富良野線を挟んで北側には我路ファミリー公園のキャンプ場があるが、トイレも水道もない無人管理のキャンプ場で、一体的な整備の有無などを今後検討する。