簡易型総合評価で5月にも入札
旭川市は、市営住宅第2豊岡団地の建て替えで3号棟の実施設計を近く一般競争公告する構えだ。41戸規模の新棟のほか、既存棟の解体など付帯する工事も合わせて設計。入札は簡易型総合評価を適用し、5、6月を予定している。
老朽化した現団地10棟202戸をRC造の4棟235戸に再編する。基本設計は柴滝建築設計事務所・IA研究所設計共同体が担当した。
1号棟は2019年度に完成し、2号棟はA・Bの2工区に分割して整備。A工区は21年度完成済みで、B工区は23年度末完成を目指して工事を進めている。
3号棟は新1号棟西側の豊岡5条1丁目1の27に新築。基本設計ベースではRC造、7階、延べ3451m²の規模を構想し、住戸は2LDKを中心に1LDK、2DK、3LDKを配置する。
実施設計は建築と設備を分離し、どちらも簡易型総合評価を適用する予定。付属建築物として延べ4m²の物置11棟、40m²の駐輪場1棟、延べ3m²のごみ置き場1棟も設計するほか、旧3号棟(RC造、4階、延べ1507m²)など付帯施設の解体に向けた設計も一体で発注する。
地質調査は6月に入札する予定。24―25年度の2カ年で施工する計画で工事費には9億8000万円を試算している。
23年度は2号棟の建具、物置新築、旧1、2号棟解体も8月に入札。2号棟の外構実施設計は公告済みで、5月9日に入札する。