
木材が複雑に組まれた天井を持つラウンジ
鶴雅リゾート(本社・釧路市)は、「洞爺湖鶴雅リゾート 洸の謌(ひかりのうた)」を28日にグランドオープンする。北海道電力旧保養所を増改築した宿泊施設で、内装や家具は主に北海道産木材を活用。増改築によるホテルとして道内初の「ZEB Ready」を達成している。
RC造、4階、延べ8996m²の規模で、うち東側に増築した新館が延べ5024m²。客室は広さ43―123m²の計48室とし、33室に露天風呂が付く。
所在地は壮瞥町壮瞥温泉88の26。ほとんどの部屋から洞爺湖を望むことができ、短期滞在から長期ワーケーションまで対応可能。家族や歴史・文化などをコンセプトとし、室内に書棚を置いたり、子ども向けの内装にするなど個性を持たせている。
施設内は、木材を複雑に組んだ天井にするなど洞爺湖の自然をイメージ。敷地面積5・6haを活用した庭園には散策路や高さ15mの丘を設けた。
施工は岩田地崎建設、設計は遠藤建築アトリエが担当。北電がZEBプランナーとして開発計画に加わった。