2割減、430億円 トップは岩倉、2位が幌村
胆振・日高管内土木3官庁の2022年度業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。前年度より16者少ない187者が、総額で23.1%減の430億1148万円を獲得。首位は21億3130万円を積み上げた岩倉建設。上位20者のうち管内業者が18者を占めた。
室蘭開建、室蘭建管、胆振総合局・日高振興局両農村の落札額を税抜きで集計した。21年度に発注したゼロ国債、ゼロ道債、翌債、繰り越しなどは全額、多年度国債は22年度支払い分を計上し、共同体受注は出資比率に応じて配分。岩倉建設、菱中建設、道路建設は管内業者に含めた。
岩倉建設は開建の様似漁港岸壁改良その他、建管の飛生川砂防補正繰越ほかなど10件を受注した。
2位の幌村建設は開建の新鵡川地区田浦第2幹線排水路田浦5号2工区、建管のトマチャナイ川砂防補正繰越をはじめ11件、19億5277万円を獲得。3位の北紘建設は建管の黄金海岸侵食対策補正翌債、胆振総合局の畑地帯洞爺高台地区61工区など9件、16億6302万円を積み上げた。
地域別に見ると、管内業者は130者が13.9%減の338億7290万円を受注。シェアは78.8%で8.4ポイント拡大している。
管外の道内業者は38者が53.9%減の56億7559万円を積み上げ、シェアが8.8ポイント縮小の13.2%。道外業者は19者で19%減の34億6299万円、シェアが0.4ポイント拡大の8%だった。