対象は建築A単体
函館市は北美原小校舎の外壁改修を2工区に分割し、6月上旬にも一般競争公告する。建築A等級の単体を対象に7月上旬の入札を予定。外壁材除去など騒音が生じる工事を夏休み期間中に済ませ、12月末の完成を目指す。

外壁の剥落事故対策を施す北美原小
校舎(RC造、北側3階・南側4階、延べ4713m²)は北美原1丁目9の16にある。1978年に完成し、2度の増築を経て現在の規模になった。
RC打ち放しの上にリシンを吹き付けた外壁で、ひび割れなど経年に伴う劣化がある。剥落をはじめ深刻な損傷はないが、市が進める学校施設の剥落事故防止対策の一環で、東山小と共に2023年度の改修対象とした。
外壁材を削り取った上でコンクリート部分の状態を調査し、劣化部分を補修後、新たに外壁材を吹き付ける。一部に残るアスベストも除去する。3階建て部分を1工区、4階建て部分を2工区とした。
屋根改修も予定。1工区で屋上広場のアスファルト防水をし直すほか、2工区で屋根をふき替える。
概算工事費は各工区1億1650万円としている。
外壁材やアスベストの除去は騒音で授業などに支障が出る恐れがあるため、夏季休暇中に終わらせる方針だ。