津別町は2024年度、老朽化した学校給食センターを現地改築する計画だ。町立津別小の砂利駐車場に、延べ600m²以内で建て替える。23年度の基本・実施設計で構造や規模、事業費などを固め、24年度に本体、25年度に外構を仕上げる。25年8月に供用予定だ。
幸町69の1にある給食センターは、津別小と渡り廊下でつながる。S造、平屋、延べ456m²の規模で、1978年度に完成。旧式で学校給食衛生管理基準を満たしていないことに加え、建物の老朽化が著しく、設備の維持が困難なため改築する。
新たな給食センターは津別小、津別中、津別高への供給を継続し、最大400食の生産能力を確保する。RC造かW造の平屋で検討している。
建設地は屋体跡地で敷地面積1000m²程度のため、研修室などを設けないコンパクトな施設とする。津別小と渡り廊下で接続し、見学通路と備蓄庫を整備する。平面計画など詳細を詰めるため、創建社が基本・実施設計に取り組んでいる。
24年度に、本体を単年度施工する計画。設備一括による発注と、町内業者を中心とした建設共同体の入札参加を視野に入れる。25年度に搬入・搬出路の外構を終えて夏休み明けの稼働を目指す。現施設は25年度に解体する。24年度に実施設計を進め、除却後は駐車場とする考えだ。