道東道芽室IC近くの3万8696m²
芽室町は、道東自動車道の芽室IC近くにある旧祥栄小などの敷地3万8696m²の利活用を目指している。地域住民から敷地内にある建物の解体要望があったことが背景。跡地利用案は、地域住民が中心となって2023年度末までに検討する。7月から道内の大学と共同調査・研究を進める見通し。町は、町民からの跡地利用案を踏まえて24年度以降に方針を決める。
跡地利用案の検討に先立ち、3月に意見交換会を開催。町民からは、交通アクセスの良さを生かした町内への観光客誘致などが挙がった。また、利用案の作成手法で、学生との検討を希望する声があった。
検討対象は、祥栄西14の敷地3万8696m²。道東道の芽室ICから約500m、芽室町中心市街地まで約6㌔で利便性が高い。敷地内には、現在は使われていない祥栄小と祥栄保育所(旧祥栄中)がある。
祥栄小は大部分を1957年に建設し、99年に閉校した。校舎はW造、平屋、延べ750m²程度の規模。2万4920m²の敷地内には、グラウンドや体育館を備える。
78年に建設の祥栄保育所は、W造、平屋、延べ212m²の規模。このほか、道道東瓜幕芽室線と旧祥栄小などを結ぶ砂利道が773m²ある。
利用案は、道内の大学と共同調査・研究して作成する計画。7月からの地域住民とのワークショップで意見を盛り込む。
跡地利用が確定した後は、老朽化した既存建物を解体する予定。解体時期など具体的な方針は、24年度以降に決める見通しだ。