弟子屈2.8倍などで27%増 浜中87%、鶴居86%アップ
釧根管内市町村が2023年度予算に計上した工事請負費(一部建設改良費)の総額は、488億1091万1000円で前年度当初比27.4%増となった。大半の市町村が上回り、弟子屈町は2.8倍、浜中町は87.8%、鶴居村が86.2%、根室市が59.3%と大幅増となった。
2市10町1村の23年度一般会計と特別会計の工事請負費、企業会計の建設改良費を本紙が集計した。
弟子屈町は、川湯保育園新築関連に9億3163万4000円、再生を進める川湯温泉街の廃屋を撤去に7億2400万円を計上した。浜中町は総合文化センター改修や丸山散布津波避難施設新設、鶴居村は鶴居中大規模改修に着工する。根室市は、新庁舎建設関連経費として36億2013万円を盛り込んだ。羅臼町は骨格編成だったが、緑町団地建て替えや温泉供給設備を進めることから49.9%増となった。
総額が最多の釧路市は、新給食センター建設費に11億6235万3000円、第8魚揚場整備費に5億5000万円を措置。公住では堀川団地B棟、グリーン団地A棟、川東団地A棟を建て替える。
減少率が最も大きかったのは標茶町で、茅沼地区観光宿泊施設改修が完了したため44.1%減少。白糠町は、白糠学園の整備を22年度に終えたことから20.4%減となった。